バスロケーションシステムの選び方
バスロケーションシステムとは
バスロケーションシステムは、バスロケとも呼ばれ、バスの位置情報をリアルタイムで把握し、それを利用者に提供するシステムです。
一般的には、GPSなどの衛星測位システムを使用して、バスの現在位置を特定し、利用者はスマートフォンアプリやウェブサイトなどを通じて、バスの位置や到着予定時刻を確認できるサービスに使用されています。
また、運行管理者や交通機関にとっても、車両の位置や運行状況をリアルタイムで確認ができ、運行計画の最適化やサービスの向上に役立てることができます。
バスロケーションシステムの導入
バスロケーションシステムを導入するには、GPSの受信機や通信機器など車両に設置する車載機器のハードウェアと、バスの現在位置や到着予測時間などを表示するウェブサイトやアプリのソフトウェアの両方を導入するのが一般的です。
バスロケーションシステムの選び方
自治体向けのバスロケーションシステムを選ぶ際におさえる5つのポイントを解説します。
1. 車載機器
故障などによる交換なども含め、先々のことも確認をしておくと予算も立てやすくなります。
価格
車載機器の価格は、システムの規模や機能、メーカーや導入するバスの台数によって大きく異なります。
一般的には、1台あたり数十万円から数百万円程度です。
大きさ
車載機器の大きさは、バスの種類や設置場所によって考慮する必要があります。
小型軽量な機器であれば、設置場所の自由度が高くなります。
取付け工事
車載機器の取付には、専門知識や技術が必要となる場合があります。
自前で取付工事を行う場合は、事前に必要な資格や技術を確認する必要があります。
2. システム
価格
初期費用や毎月など定期的にかかるバスロケーションシステムの利用料が目立ちますが、ダイヤ改正時などの更新にかかる費用、オプションやカスタマイズなどがあるシステムもあるので、確認をしておくとよいです。
使いやすさ
管理者と利用者にとって、使いやすいインターフェイスかどうか、利用者はスマホで利用ができ操作がしやすいことも重要です。
利用者の画面は、地図上ではバスの位置や運行状況がわかりやすいか、時刻表には発車時刻・到着時刻・運賃などの必要な情報の表示があるか確認が必要です。
デモなどで事前に確認ができるとよいです。
通知機能
バスロケーションシステムの中には、LINEやメールで遅延情報などの通知機能を提供するものがあります。
この機能により、利用者はバスの遅延情報などをリアルタイムで確認することができます。
3. 導入時の作業
路線情報の登録
バスロケーションシステムを導入するには、まず路線情報を登録する必要があります。
登録内容は、以下の項目などが含まれます。
- ・バス停情報(名称、位置情報、停留所間距離など)
- ・時刻表情報(発車時刻、到着時刻、運賃など)
- ・走行ルート情報(経路、停留所間の走行時間など)
- ・車両と便の紐付け情報(車両番号、便名、運行日など)
これらの情報は、GTFS-JPデータ、手動で登録、CSVファイルなどの形式などの方法で取り込むことができます。
作業の負担
路線情報の登録は、時間と労力がかかる作業です。
職員だけで行う場合は、事前に作業量を把握し、スケジュールを調整する必要があります。
4. 運用時に職員がおこなう作業
運行開始・終了時の操作
バスロケーションシステムは、運行開始時に操作を開始し、運行終了時に操作を終了する必要があります。
操作方法は、システムによって異なりますが、一般的には車載機器やパソコンで行います。
バス停での操作
バス停到着時や発車時に、車載機器で操作を行うシステムもあります。操作内容は、停留所情報送信や遅延情報入力などです。
5. バス停通過判定精度
バス停通過判定精度は、システムの性能によって異なります。
高い精度であれば、利用者はより正確なバスの到着時間を確認することができます。
逆T経路の処理
逆T経路とは、バスが同じ停留所を複数回通過するような経路です。逆T経路を処理できるシステムであれば、利用者はバスの現在位置をより正確に把握することができます。
電波・電源途絶後の復旧時間
電波や電源が一時的に途絶えた場合、バスロケーションシステムは自動的に復旧する必要があります。
復旧までの時間は、システムの性能によって異なります。
バスロケーションシステム「リアルタイムバスマップ」
ジーネックスが提供しているリアルタイムバスマップは高性能で安価なバスロケーションシステムです。
車載機器は、手のひらサイズと小さく、シガーソケットに挿すだけなので取付けも簡単です。
利用者の画面はスマホに最適化されていて、地図上に路線のルート、バス停、バスの位置を表示するためバスの運行状況がわかりやすく、バス停をタップするとそのバス停の直近3本の発車時刻が表示されます。
バスの運転手は、システムが自動判定するためバス停を通過しても何か操作をする必要がなく、安全運転に集中することができます。
そんなリアルタイムバスマップは、初期費用50万円~と安価に導入ができます。
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